ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ゴルゴ13

 

ゴルゴ13

ゴルゴ13

 

Huluで映画を漁っていたらこの映画が目について、「あーそういえば在りし日の九龍城を舞台にした映画」の中にゴルゴ13があったなーと思って再生をはじめたら、香港舞台なのはこの作品ではなくて続編の方だった。ってか続編があるのかこの映画。マジか。どんな風に観られていたのかそれはそれで興味津々。というかイラン映画ってあんまりピンとこないんだけど、70年代辺りのイランと映画の関係はなかなか色んな作品に出て来るのでちょっとずつ興味が出るのだった。オーソン・ウェルズのドキュメンタリーでもかなり重要な立ち位置だったし、確か『アルゴ』もそうだよね。イラン史と付き合わせて報復したい。

前置きが長くなったけれどもまあとにかく健さんである。デューク東郷ではない。最大限に譲歩して顔を黒く塗った健さんである。健さんなんであんなに顔が黒いの? なんで? いやまあわたくし恥ずかしながら『ゴルゴ13』をほぼ読んでいないのですが、むしろゴノレゴのほうが親しみあったりするのですが、しかしこのキャラ作りでいいのか。結構間抜けな出来事でピンチに陥ったり、雑に砂漠を放浪することになったり……本当にいいのか。というか脚本がやばいよなあ。よくこのホンで撮ったわ。

しかし殺されてしまうヒロインの微妙なおばさん感には大変納得させられてしまうのであった。普通もう少し美人を連れてくるのではないか。あの絶妙なおばさん感。たまらん。

あとゴルゴが外国語堪能設定なので、全部日本語に吹き替えるのはしょうがないかもしれないが違和感があったのだがいやまてそれ以前にちょっと吹き替えがなかなか豪華でそれどこれではないぞ。

なんか声の力で無理矢理納得させられてしまった感じもなくはないけれど、まあ基本的にはキツい映画だよなあ。佐藤純彌監督に色々なるほど納得である。