ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エンド・オブ・キングダム

 

エンド・オブ・キングダム [Blu-ray]

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『エンド・オブ・ホワイトハウス』も大概だったけど、こっちもまた大概やなー。すげえ重要なシーンなのに今時こんなわかりやすいCGでやるの? って感じで映像的にも強度が足りないし、アクションシーンもかなりどうでも良い。前回は一応微かにホワイトハウスっていう趣向があったけれども、今回はマジで雑にロンドンのランドマークが次々破壊されるだけでしょ? こういう場所を舞台にしておきながら、アクションがほとんどロンドンの固有性に関係ない場所で展開するとか、もう全く信じられないわ。各国首相を華々しく殺すところの言い訳にしか使われてねーんだもんなあ。ホントにあり得ない。

のだけれどもさらにヤバいのが敵の描き方で、えー、この時代にテロリストをこの描き方するってある意味すげーよなあ。前回の敵は大義名分としてはすでに定型化してて敵として描きやすかったけど、今回のは世界情勢的にもリアリティがあって一番ヤバいところでしょ? そこをあんな雑にテロ成功させてあんな雑に悪者に仕立て上げてあんな雑に西欧諸国の論理で断罪するとか、うーん、ちょっと自分には信じられない。まあそういう価値観を信じて疑わない層も一定数入るのだろうし、そこに向けた作品として成立してたりするのかもしれないってことなのかしら? にしてもねーよなあ、この雑さ。