なんかここからしばらく観た映画がおしなべてひどい内容で、いやでも大体タイトルでひどい内容ってわかる作品ばっかりなので明らかに自分が悪いんだけど、でもだからってこんなひどい内容の映画が続く必要ねーだろーとか思いながら見る。こういうB級映画の味を楽しむような映画の見方はしてないからなんともなあ。
ということでスナイパー映画。まあ狙撃手が出てくる映画はまあまあ見てて、結構名作は多いよねと思うんだけど、この映画くらい大味な作品はあっただろうか。狙撃できないスナイパーの話、というとちょっと格好良さそうだけど、自分に向かってくる敵はバンバン殺せるのに狙撃になると突然躊躇っちゃうのってそれどーなのよ? 回想パートをバシバシいれて彼の過去を説明するけど、されたところでこれっぽっちも感情移入出来ないもんなあ。
かといって現在パートが良いかというと全然そんなことはなく、ビルの閉鎖空間で警備員と戦うだけというスケール感が大変ショボい。どーでもいい裏切りから、さすがにラストは何人か戦闘員がやってきてドンパチ行われるけど、彼らの行動もやはり大概で、天窓をばっしゃー! とスローモーションで割って飛び込んだはいいものの、すぐに敵を見失ってるのには爆笑した。アホか。
ラストの本当に心底どうでも良い「実は生きていた!」にいたっては、もうこれギャグ? にもなってないやつだよね? みたいな感じしかしなく、いやはやそもそもこの映画を再生した自分が悪いんだと思います。