ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

狂い咲きサンダーロード

 

よくこんな作品を今Blu-ray化できたなーと思ってクラウドファンディングの支援者一覧見たら知り合いの名前があってビックリする。そうかそういえば確かにそんなことも言ってたなあ。

まず思うのは映画というジャンルの懐の深さで、この内容の作品が世の中に流通しちゃうのが映画ヤベーってなる。エロはないけど終始放送禁止用語のオンパレード、ド頭に壁に書いてある「OMANKOOOOOO」からしてビビるし、モザイクがかかっているとはいえ突然出てきた不良少年(小学生くらい?)がポンプでシャブやってるのには「うっひゃー!」となる。おいおいいくら何でもやりすぎでしょー!

がしかし、やり過ぎだからこそこの映画であるわけで、破綻する演出・過剰な効果・散漫な脚本だからこそ染み出してくるものってあるよなあ。序盤の不良たちのガヤは明らかに入れ込みすぎだし、鉄パイプ工作して花火を使ってまで派手にしたい殺陣は勢いが噴き出してるし、ホモの右翼とか圧倒的に歪でなんかはみ出してる。そして終始流れる曲・曲・曲。いやはやいやはや。

なんて半分馬鹿にしたような言い方になってしまったけど、でもやっぱりどうしようもなく好ましい作品なのは間違いなく、ってかあの主人公を嫌いになるってオレにはなかなか難しいなあ。技術的にも、序盤の暴力がカットインしてくるような台詞応酬の編集が大好きです。