うーんダラダラ。決してシナリオが面白くない、と言うわけでもないんだろうけれどもなーんかダラダラしてみてしまう。ダラダラ。北川景子がファム・ファタルでいろいろ魅力的に見せようと思っている脚本なのはわかる。イメージはわかる。でも圧倒的にそういう映画って感じがしないのはなんでだー?
1が圧倒的に魅力的で、2はちょっとそれまずいでしょとお持った記憶があるんだけど、3はまあ2よりはマシかなーという感じ……である理由をちょっと考えてみたんだけれども、やっぱりアレだよなー、札幌ススキノという舞台の空気をどのくらいちゃんと書いているからだよなー。1であんな雪原の中に置いて行かれたら「うおーこれ死ぬ。死ぬわ」って感覚バッチリあったもん。一人タイタニックももっと「コレ死ぬぞ」って感覚なきゃダメじゃないの天丼ギャグで済ませちゃいけないところじゃないの。BARもろくに描けてなかったしさー。うーん、映画として本当に食い足りない。キャラの描き方自体はすごくいいとは思うんだけれども、そこに乗っかりすぎって感じ。
あとどーでも良いけど冒頭「コカインだ!」と思ってしまったのでシャブでがっかりした。いやまあ日本だしシャブなのわかるんだけれども、あのスノーパウダーのクレーンみたらありゃもうコカインしかねーなと勝手に脳が認識してバグってしまった。