ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

LIFE!

 

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写真家がショーン・ペンで笑ってしまった。いやまあそういう役柄なんだからそうなんだろうけど。

っつかさ、ベン・スティラーって映画普通に上手いよね。なんでこんな洒脱に撮れちゃうの? やっぱあれだけ映画作品に出演してると違うの? 『トロピック・サンダー』は全力悪ふざけってメタ映画で正直乗り切れなかった部分はあるけれども、やっぱりあれだけ色んなパロディを上手く練り込んで破綻しないってのはちゃんとしたバランス感覚がある証拠で、この映画はそこら辺の感じがまあちゃんと生きてるよなー。

色々洒脱だけで奇をてらわずに真正面から演出されていて、そこら辺も好感。序盤のダメダメ生活の描写はすげえ丁寧だし、ヘリに乗るところのマジックはベタベタだけどそんな曲使うのズルいだろーって感じだし、ピアノの伏線回収もまーなんかよくわからんけど見事。っていうかラストまで引っ張った写真をちゃんと見せてしかもなるほどって納得感があるのはうーんすごい。サイフを回収する下りのどーしょーもなさとかヒロイン誤解解消の流れのお座なり感とかは、逆にストーリー上どうしても必要な展開を置いちゃった感じで逆に真摯にさえ感じる。良い塩梅にいい話って感じだよなあ。

あとはなー、主人公の妄想がもう少し積極的に問題解決に関与しても良かったかなあ、とは思う。主人公の妄想とライフ誌のスローガンが同じ精神性の上に成り立っていることなんかが示されたら、もうちょい妄想のとってつけた感もなくなったのかなあ、とか。