音楽系のドキュメンタリーは結構見ているけれども、なんか雰囲気が全然違うなあ。バンドものだと数人での関係性だけれども、これはふたりが中心だから? いやでも、若い頃からこれだけ友人としてちゃんとした距離を取れているていで進む関係性ってあんまりない記憶にない。
あとまあ、バンドものには例えば女性問題とかドラッグだとかそういうのが付きもので、それが重い影を落として当たり前だと思うんだけれども、取り上げられるのが性的嗜好の問題だけってのもめちゃくちゃ特異に思える。この年代でイギリスとかアメリカとか言ってたら、コカインだのなんだのをやってて当たり前に思えるし、それにエイズがめちゃくちゃ問題になるところの時代でしょ? いや、でもどっちもちょっと時代的には早いのか……もうちょっと後なのか? 年表が良く頭に入っていない。
まーでもそこら辺も含めて、本当にセルフプロデュースが上手い人たちだったんだろうな。若くして解散したのもそういう視点があったからなんだろうし。正直「ラスト・クリスマス」くらいしか聞いたことがないイメージだったけれども、流れる曲だいたい知ってるし、なんかめちゃくちゃ偉大なグループだったんだなあ、と認識を新たにした。