https://www.netflix.com/title/81586873
うーん、このドキュメンタリーは、当時の伝えられ方とかわかってないとどーにもこうピンとこないな……
FBIが捜査の為に使い捨てにして――みたいなストーリーはひどいもんだしドキュメンタリーになって当然、とは思うんだけれども、しかしふつーにストレートにひどすぎるというか、予想通り過ぎて話としては面白くないよなあ。一番面白いのが、かつての麻薬ディーラーや殺し屋が顔出しでヤバいことをガンガン言っている所なんだけれども、そこが面白すぎて肝心のホワイト・ボーイが後退しちゃってるのはどうなんだろな。面白くすりゃいいってもんでもないけど、中心にある人物は、もう少し魅力的に見えるとまた違ったのかなあ、とも思う。
それにしても、先日クラックコカインのドキュメンタリーを見ておいて正解だったなあ。黒人が成り上がるような社会状況が前提として頭に入ってないと、結構意味が掴みづらい内容になっていたと思う。
あとまあやっぱりデトロイトだよなー。ニューヨークを見ていると、クラックコカインによる治安悪化ってそんなに問題なかったんじゃ? みたいな気持ちにもなるけど、デトロイトの衰退をここまでストレートにドラッグと結びつけられるとなあ。市長のヤバさも合わせて、うーんアメリカ! という感じ。