リース・ウィザースプーンの憎たらしさがハンパないな。もちろんコレは演出にコントロールされた憎たらしさで、こういう女性に憎たらしさを負わせてしまうことには倫理的な問題があるよなあと思う。ポスターやぶきのくだりだって、脚本で言うと結構テクニカルというか、あそこで罪を受けるべき人間が罪から逃れてしまう、という展開はかなり根っこのところであのキャラクターへの嫌悪感を煽っているように思う。それに大して、投票結果をねじ曲げた教師の方が心情的に共感しやすくなる効果が強まっているというかなんというか……そもそも教師と恋愛関係に陥った後に、これだけポジティブなキャラクターとして行動しているという描き方自体が、ある種の偏見を引き出しているよなあ。
そういう倫理的な危うさを、「ブラックコメディ」って枠組みで許容してしまうのは、個人的に結構キツいと個人的には感じる。時代的なものもあるのかしらねえ。
全体的にもストーリーがもう一声というか、いまいちピンとこなかったけど、「フェリスはある朝突然に」とかが普通に受け入れられる感じならOKだったりするのかなあ。
