ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パトリオット

 

歴史スペクタクルな映画ではあるけれども、しかしこれって本来アメリカ建国の精神を描くべき内容じゃん? 『ストーンウォール』でも思ったけど、そういう小難しい題材を積極的に選ぶローランド・エメリッヒって、なんなん? 到底、向いているようには思えないんだけれど、好きなんだろうなあ……好きじゃなきゃわざわざこの内容選ばないだろうしなあ……うーむ。

まあしかし、それにしたってレッドコートの描き方が安易な悪役って感じで笑ってしまう。史実があるのかはよくわからんけれども、教会に一般人閉じ込めて火を放つとか、あんなわかりやすい悪役に描かれちまうと、かえって全然乗り切れないよねえ。絶体絶命からの逆転! の描き方も「それでいいんかい!!」って感じだったし、うーん、根本的にこの監督、こういう作品向いてないんじゃないのかしら。迫力のある戦闘シーンって、スローモーションを多用すりゃいい、ってもんじゃないよねえ。

考証的には、銃剣ってこの時代、着いたり着いてなかったりするのかしら。この映画の戦い方を見ていると、やっぱり銃剣の発明ってのはめちゃくちゃ重要だよなあとは思う。特に当時弾込めるのが大変なんだから、銃をそのまま剣として使えるっていうのはアドバンテージだよなあ。