ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

兎~野性の闘牌~

 

中途半端に呼んでいたのを、安かったからまとめて買って読んだんだけど、なるほどなー、こういうリアリティで闘牌を書き切ることができるんだなーって感じ。

麻雀の能力者ものはまあそれなりにみてきたし、このマンガも序盤はそういったノリで始まるんだけれども、インフレがすごいというか、もう能力があること前提で話が進むもので、逆にストーリーがその能力をどうやって解釈するかでストーリーを転がしているんだよなあ。序盤は「剛運」とか曖昧な形で処理されていた能力を、後半に向けて整備する必要があって、クライマックスに向けて採用されたのが「運の操作」というのは、麻雀マンガとしてみると「それでいいの?」と思わなくもないけれども、なるほど確かにストーリーマンガとしては納得感があるよなあ。

いやまあ、だからってラストで世界最強の遺伝子を撒かれた子供達が集まって素手でバトルしだすのは正直どーかと思いましたけど。もう完璧にバキの世界観じゃないですか。麻雀しましょう麻雀。

青春ものとしての枠組みは全体的にあるけれども、そこら辺にはちょっと乗れなかったのが正直な感想。ギャグもまあ好きな人は好きなんだろうけれども、自分はキャラにあんまり乗れなかったので、微妙だったなあ。