ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

天然まんが家

 

天然まんが家 (集英社文庫)

天然まんが家 (集英社文庫)

 

すいません身も蓋もなくて面白いという話を聞いて買って読んで大変面白かったのですが、しかし私ジャンプマンガというものに全く思い入れがなく、さらにいうなればマンガという表現にもちょっと造詣が浅すぎて、うーんこんな雑なお客さんなんだけれどもこの本楽しんじゃってもいいのかなーでもまあ楽しいからいーやゲラゲラって感じで読み終えてしまいました。

中盤以降のマンガのハウツーみたいなパートは普通にちゃんとしていて、なるほどそういうところで発想するのだなーとまあためになるのだけれども、でも序盤の伝記を読んでからだともうそういうのまじでどーでもいーやって感じになるよね。マンガよりもまずこの人の半生のほうがよっぽど面白いもん。

っていうか序盤の出来事のスピード感が半端なく、あーこのくらいのペースでやらなきゃ週刊マンガってできねーんだろーなーと感心させられる。本人はヒキにめちゃくちゃこだわっているけれども、文章を読む方としてはこの省略の思い切りこそが漫画家って感じがして感心させられる。

いやまあしかし本宮ひろ志くらいはちゃんとマンガ読んでおかなきゃいかんですね。確かいくつかはKindleで買ってあるはずなので……