ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エニイ・ギブン・サンデー

 

後ろにアメフトのリアルなアレコレが敷いてあるのだろうけれども、まあ正直よくわからんなあ。監督本人も楽しそうに出てるわけだし、そういう文脈がわかっていれば愉快なんだろうなあ、と想像はするけれども、素人からするとそこまでガンガンは乗れないよ、とは思う。アル・パチーノが熱演すればするほど、ちょっと距離を感じちゃう。キャメロン・ディアスも才女的なポジションで振る舞っている話なのはわかるんだけれども、政治的なやり取りでもあんまり凄みは感じられないしなあ。オリバー・ストーンって、アメリカ史の著作もあるわけで、アメフトを取り上げるんだったらそこにアメリカ的な何かが重ねられてるのかもしれんけど、そういうのも全然わからん。ドーピングやら健康面のスキャンダルやらが社会問題になる前のタイミングの話だろうし、そういう「社会派」って感じの視点も抜けるしなあ。こんなにダラダラ長くやるべき話だったのだろーか。

映像もガチャガチャしているというか、モンタージュがあまりに露骨で、見てるこっちが鼻白んでしまう。置いて行かれるとキツい編集って感じでした。