ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アリータ:バトル・エンジェル

 

ロバート・ロドリゲス! という感じ。原作の『銃夢』はもちろん読んだけど、だいぶ昔の話なのでストーリーの大筋さえ忘れてしまってはいる。

まあともかく表情の違和感が消えなかったなあ……目がでかすぎる。他のキャラクターが普通の実写の人間のビジュアルなもんで、その違和感がどうしても拭い去れないというか……映像においてベースのトーンを合わせることって重要なんだなーと思いました。

でまあこの作品、多分SFで良くある上下の運動が大事な話のはずだと思うんだけれども、そこら辺もあんまりなかったよねえ。アレだけ象徴的なものが空中に浮かんでいるんだから、普通上昇・落下を指向したアクションがあると思ったんだけれども、そういうのはほとんど無し。途中で地下にアリータが誘い込まれるシーンがあったけれども、あれも単に「暗闇」ってだけでしょ? 恋人には上昇志向があったけれども、そこにそんなに感情移入できるわけでもなかったし、まあそういう肌感でストーリーの軸に共感できなかったところはあるよなあ。

バトルシーンで、アリータの特徴がそんなに楽しくなかったのは良くなかったかもしれない。例えばあのロケットハンマーだって、もっと楽しく見せられるはずだよなあ。ライバル役の強さもイマイチ説得力がないし……キャメロン脚本なら、もうちょっとやりようがあったんじゃないのかしら?