ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マイティ・ソー

 

ケネス・ブラナー監督作が続いたな……

いやー、合わない合わない。まあ作風みたいなのもあるんだろうけれども、全体的にマーベルの他の作品に比べてテンポ感もストーリー内容もタル過ぎじゃないですか? アベンジャーズのシリーズは見てて、酒浸りのどうしようもない中年みたいな印象だったもんで、ここまでお行儀の良いよい子ちゃんのソーを見せられても「え……誰これ?」となってしまうよ。いやまあ、北欧神話ベースで作ったら、こういうドストレートな話になるのかもしれないけどさー、それにしたって、あんまり話にひねりがなさ過ぎない?

例えば、せめてロキの動機が、同族を殺す事によって、父親の真の信頼を得るため、みたいな話だったら、またちょっと感触が違ったと思うんだよなあ。「父からの真の信頼がなかったのは、自分が裏切るという恐れを抱かれていたからだ」という気付きを得た、みたいなアングルにしたら、これもう一段面白いストーリーになったんじゃ? と妄想した。

あとまあ、地球パートももう一声! という感じだよねえ。まあ、ソーのキャラクターとしての魅力にも関わってくるところだけれども、なんかこう、もう少し、ちゃんと恋愛関係を描けても良かったんじゃないかなあ。全体的に場当たり的な感じでしたわ。