ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

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なんか散々予告でたっぷり例のあのスタントを見せられていたので、結構引っ張るんだなーと思ってしまったよ。あのシーン、「どうせ飛ぶんだろ?」みたいな気持ちで見るのはどうなんだろね。

まあしかしスタントとアクションは素晴らしくて、完璧に007の十八番を奪ってる感じなんだなーとは思ったよ。ラストの汽車のアレは、わざわざ無駄に箸を爆破させてまでもやりたかっただけのことはあるなーという感じ。タイタニック+ジュラシック・パークみたいな? オリエント急行みたいな格式のある列車が、ちょっとしたきっかけで全く別の見え方をするのは、やっぱり映画的で素晴らしいよねえ。ちょっとしたご都合主義なんかは、まあ別にいっか、って気分になってしまう。

一方で、よく考えるとミッション・インポッシブルって変な映画なんだなーという思いも新たにしたよ。007もなんだかんだ内部でゴタゴタあったとしても、女王陛下に対する忠誠は揺るがないもんなー。毎回悪の設定も複雑だし、イーサン・ハントが背負ってるモノって一体何なの? みたいな気持ちになる。

で、今回はヒロインの成長譚でもあることも相まって、「チーム」が一応ストーリーの骨になるけれども、やっぱそこら辺はとってつけた感がすごいよなあ。ジャンプ手前で挟まれるヒロインズのフラッシュバックには、思わず失笑しちゃったよ。あとまあ、衣装的なのは手錠脱出シーンで、アレって007でミシェル・ヨーが強い女性の象徴として最高にカッコイイバイクのチェイスをやっちゃってるわけじゃないですか。あのシーンがどうしても対比として思い浮かんじゃうから、運転に手こずる女性としての描き方には、「うーん……」と思っちゃうところはありましたね。ま、汽車も止められなかったし、そういう運転のできなさが後半で解消される脚本であるとは信じたい……