わははは、とうとうレースがどうでもよくなってしまったな。いやまあむしろ今まで良く引っ張ったと言うべきか。
でまあ、カーアクションは色んな映画でやっているわけだけれども、やっぱりここまでメインに据えるだけあって、気合い入ってるよねえ。相変わらず冒頭から、走行中の汽車から車を盗み出す、みたいなトンデモアクションで全体のリアリティレベルを決定づけちゃうわけだけれども、それがラストのスーパーオモシロ金庫引っ張りカーチェイスに結実するともう拍手するしかないよね。ぶっちゃけ途中のオーシャンズ11的なパートはどうでもいいというか、作戦変更はガンガンあるし各キャラクターが全員たってるわけでもないしドウェイン・ジョンソンの動きはかなりやばげだし、なんかもう全部ノリだけで突っ走るぜ! という感じなんだけれども、ラストの金庫が生み出すワンダーで全部帳消し。色々細かいことに文句を付けるのがバカ臭くなる。金庫の重さとか、周囲の巻き添え被害とか、そういう諸々を全て放り出してゴキゲンなカーチェイスで警察を蹴散らす! いやー、これもまあアリだよね、って感じで成立させてしまうリアリティレベルのコントロールは、ある意味マジですげーなーと思いますよ。リオデジャネイロの力を思い知らされたって感じ。