シブい……シブすぎるでしょ……
OPは洒脱で、全体的にトリッキーなことやってくれるのかなーと思ったら、話の中身が全体通してクソストレートだったなあ。いや、この時代のこういうエンタメ作品って、情報量増やしたりエンタメサスペンスしたり、ってことはあんまりない印象だから、これでも全然刺激的だったのかもしれないけれど。音楽もだいぶ少ないし、今見るとかなりストイックで、こっちから積極的に映画にのめり込めないとなかなか難しいないようだなーとは思う。話自体がそこまで牽引力あるようには思えないしなあ。スティーブ・マックィーンへの思い入れみたいなのがあるからこその作りって感じはするが、しかし自分はそういう認識が薄すぎるんだろうなあ。
まーしかし、さすがにカーアクションはとても引きつけられますね。サンフランシスコの坂を使ったカーチェイスの映画はいくつも見てきたけれども、まあまずはこの作品を見るべきだったね……反省。今のカーアクションだと「ワイルド・スピード」シリーズとかを一番最初に思い出すけれども、あの映画の超フィクションのスタントとは全く違って、全体的にリアリティ寄りの演出が、めちゃくちゃ効いているんだろうなーと思う。ワイスピでビルの間を車でジャンプしても何も思わないけれども、この映画のサンフランシスコの坂ジャンプには「マジかよ!?」ってなってしまうもんなぁ。