ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

恐怖の報酬

 

リメイクの方。

オリジナルって序盤からこんなにちゃんとキャラ説明するんだっけ? 最初の方のキャラ紹介、結構断片的な上に、その後のキャラクターの行動にそんなに影響があるように思えなくて、正直なところ入りで躓いてしまった感じがある。まあ、テロの内容とかがイマイチピンとこなかったり、あと人の顔が覚えられなかったりするのが悪いのかもしれないけど。急にナチハンターとか言われてもよくわからんよ……

モノクロのオリジナル版は終始地味な印象というか、ジリジリとした緊張感のある内容だったと思うんだけれども、こっちは全体的に派手めな感じだよね。ジャケットにもなっているけれども、やはり記憶に残るのは吊り橋渡りのシーンで、えーこれどうやって撮ったの? と驚くような迫力満点の映像になっていると思う。しかもそれを2回繰り返すという大サービスで、しかも流木なんかも流れてきちゃったりなんかして、最高に面白い映像になってますよねえ。

でまあ、そこら辺も考えると、ラストの心理描写に偏っていく後半の構成は理にかなっていると思うんだけれども、そこでやっぱり冒頭のキャラクターへの肩入れのできなさがちょっと障害になっている感じはあったかなあ。オチなんかは大変キレキレで良くはあるんだけれども、もう一声! という感じがしました。