ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ムダヅモ無き改革

 

ムダヅモ無き改革 1巻 (近代麻雀コミックス)

ムダヅモ無き改革 1巻 (近代麻雀コミックス)

 

いやー最初はゲラゲラ笑ってたのよねー。勢いがメチャクチャあるし小泉はやっぱりビジュアル生えるしタイゾーは笑えるポジションだし。一発ネタとしての完成度は高かったなーと思う。でまあ、その単なる一発ネタを、世界史をバックグラウンドにトンデモ麻雀でおもしろおかしく見せちゃうってやり方はおーなるほどって感じだし、キャラクターの必殺技をよくもまあ考えつくなあって感心するし、少なくともナチス戦まではスケールの広げ方がとても良く機能してたよね。後半はさすがにインフレのリセットがかかってしまったわけだけれども、敵をナチスから共産党レジェンド軍団に組み替えることで、まあハッタリは相変わらず機能してたと思う。

でもねー、政治の時事ネタが入ってくるとキツいよねー。アレだけわかりやすく戯画化して民主党の人間をコキ下ろされると、自分の政治信条とかは関係なくうわーフェアじゃねぇ書き方だわーって引いてしまう。鳩山編レンホー編くらいキャラ立てしてあるとふむふむナルホドって思うけど、明らかに「勘違いした雑魚」という嘲りの対象として実在モデルのキャラが出てくると、いやあさすがに下品でしょうって感じ。

でもそんな感覚を抱えながら可愛いヒロインズに興奮してしまうのがなんかミョーに背徳的でもある。っていうかナチ子ちゃん可愛すぎて笑う。この漫画の胸ペタヒロインズ謎のかわいさがあるよなー参るなー。