なんやこの映画は……いやまあこういう映画があったのは分かるんだけれどもなんでリコメンドされたのかがよーわからん。ジャケはステキですね。
71年。アメリカでもこういう低予算でお色気満載の映画がバンバン撮られているのはタランティーノだのなんだのでよく見るんだけれども、日本ではそこら辺を日活が担っていたのねーみたいなことは思った。キャットファイト! 裸!って感じ。
ヒロインに魅力があるかというとオレには全くそう見えず、一番インパクトがあるのは名前だよな。この名前はすごくいい。ただまあキャラクターの行動原理は「さすがに行き当たりばったりすぎるだろ……」という感じだし、それに付随するストーリーも「いやあ……」という感じ。その場の思いつきで作ってったんじゃないかなーと思う。しかもそこまで弾けてるわけじゃないしなー。いやまあこれがもう少しきちんと演出されていれば、様々な力によって人生を翻弄されたひとりの女性の話になるかもしれないなーとは思うんだけれども。車で恋人が死ぬくだりとか、もう少しキャラクター同士の情念を説得力もって描かないと、そもそも「なんでカーチェイスしだしたの?」みたいな感じになっちゃうもんなー。