ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵

 

限ってまんま物理の鍵なんかーい!

なんか最近南アフリカのアパルトヘイトにまつわる映画を見ることが多いんだけれども、題材がみんな収監される話だな……まあそれだけ社会的にインパクトがあった出来事なんだろうけれども、これだけ色々撮られているならもう少しその周辺の事情を描いた作品も見てみたいなあと思う。ここら辺はリコメンド機能の偏りも関係しているンだろうか?

またダニエル・ラドクリフが変な役をやっていて、またしても苦難を忍耐で乗り越える役割なのだった。こういうのって役者自身が積極的に選んでいってるのかしらねえ。ハリー・ポッターから始まったのに、色物含めて色んな役ができてるのは、まあ正直すごいよなあと思う。

映画としてはまあオーソドックスにドキドキハラハラさせながらちゃんと撮れている脱出ものではある。ただまあそこに主人公の固有の感情がどれだけ乗るかってそんなにないというか、普通こういうのは家族に会いたいみたいな動機が一番強くなるもんだと思うんだけれども、それを仲間にアウトソーシングしているのが印象的。あとまあ監獄で圧力をかけてくるのが看守だけ、というのもそういうものなのかーという感じ。もう少し激しい圧とかがあったらそれはそれで共感度合いが深まったのかしら。

まあしかしやっぱり脱獄ものというジャンルは強いよなーと思う。『穴』を彷彿とさせる長回しが、最後の山場としてやってくるのはさすがで、あんなのやられたらまあどうしたって見入っちゃうよねえ。