ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バニシング

 

バニシング(吹替版)

バニシング(吹替版)

  • ジェラルド・バトラー
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これはアクション・スリラーか!? と思ったら、途中でフツーに問題は排除されてしまい、どちらかというと心理劇になっていくのだった。いやまあそれはそれで狙いだったのだろうけれども、状況的にはそっちの方で色々アクション面白く見せられそうな道具立てではあったのでちょっと拍子抜けは正直した。いや、孤島で無線機で船が引き返す辺りのドキドキ感はかなり良くて、見てる方も色々考えちゃってたからさあ……

あとまあ後半の心理的なドラマの部分が、いまいちこう、感情移入できなかったというのもあるかもしれない。たしかに役者は熱演しているのだけれども、まあちょっと距離感があるというか、自分の殺人が耐えきれなくて家族に再会できないと悩むとか、うーん理屈はわかるが本当か? という感じ。もう一人のじいちゃんの方の苦悩も、仄めかされるだけでそんなにグイグイ乗れるわけでもナシ……もうちょっと3人の絆みたいなのができるところが序盤できっちり描いてあれば、感じ方も違ったのかなあ、とは思ったりもするけれども、後ろから抱きついて投げ飛ばされるだけじゃなあ。若者の成長を通じてもっとやることやっといても良かったんじゃないかなあとは思う。

しかしなんで拷問の殺し方する必要があったのかはよくわからん。フツーに首締めりゃいーじゃんアレだったら。