ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

Mr.ビーン 劇場版

 

Mr.ビーン 劇場版 [Blu-ray]

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  • ローワン・アトキンソン
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オレ全然見てなかったんだけれども、やっぱりチャップリンを思い出してしまい、その違いばかりが目につくなあ……

そもそもよくわからないのがMr.ビーンの立ち位置で、イギリスって階級社会が根強く残ってる? みたいな印象があるんだけれどもビーンって最後線路のすぐ側で寝てたし、階級的には結構下の方よねえ。それがアメリカに行って美術の大家として認識される、というのはまあ皮肉が効いているといえばそうかも知れないけれども、そこに弱者の側に立った批評精神、みたいなのはそんなにまあ感じられず、そこはチャップリンとかとだいぶ見え方が違うなーと思うのだった。まあそもそもそんな所を狙っていないのだろうなあ。逆にチャップリンはああいう身体を使ったコメディでそういう所をきちんと表現していくのはすごかったんだなあ。

あともう一点、色々仕込みはあるけれども、基本的には顔芸の人だなーと言う印象は結構ある。まあ時代背景が違し、テレビスタートのコメディというのもあって、クローズアップの効果を一概に比較はできないんだろうけど……でもやっぱりアクションそのものの面白さみたいなのは魅力的で、この映画でもOPの引きの画で見せるうつらうつらが一番魅力的なギャグだったりするよなー。