ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

セインツ ―約束の果て―

 

『A GHOST STORY』がめちゃくちゃ良かったんで見たんだが、うーん、地味だなあ……これは脱走した男に感情移入して見れば良いのだろうか。まあふたりが愛し合っていますよ、というのはきちんと説明されているし、それぞれがなにを大事にしているのかもちゃんとわかるようにはなっているし、周囲の人間の行動もまあ大体納得できるんだけれど、だからといってそんなにのめり込めるかっつーとそうでもないんだよなあ。悲劇が起こりました、というのは確かにわかるんだけれども、あんまり感情がエスカレートしていかないというか、緊張が張り詰めて行かないというか……ゴーストストーリーはそこまでお話を剥いでしまうことの潔さに感動したのだけれども、ストーリーを操る手管についてはまあそんなに……という感じなのかもしれないなあ。

面白いのは妻の方が延々「自分が銃を撃った」という秘密を隠し続けるところで、そんな中で自分が撃ったあの男とあの距離感になるのは果たしてどーなんだ……というのがありつつも、まあなんとなく「そういうこともあるよね」みたいな感じもする。

うーん、だめだなあ……とにかくボンヤリと見てしまった。あんまりぴんとこない内容だったんだろうなあ。