うーんなんか「このゴリラはリアル?」「このゴリラはSFX?」ってのが気になって気になって映画に集中できなくてしゃーない。そういう見方は良くないのはわかるんだがしかししかししかし。
ジェーン・グドールのドキュメンタリーが面白かったんで、なんか似たようなのないのかなーと思ったら見つかったのがゴリラ。っていうかこの時代似たような女性動物学者がアフリカにドーンと行ったのか。っていうかリーキー博士ってジェーン・グドールの恩師でもあるのか。なるほどなー。と思ったら案の定ナショジオからやってきたカメラマンと恋に落ちて「ゴリラと私どっちを取るの!?」みたいな展開になって笑った。それジェーン・グドールでもみた。まあ向こうは離婚するやつだったけど……
まーなんつーかゴリラすごい自然スゴイでオッケーなヤツなんだけれども、お話としてはこれどーしようもねーよなーって思ったらどーしよーもねーオチが待っていてうーんって感じだった。そりゃまあこんなんひとりの女性に背負えるような問題じゃないのはわかってるよ。わかってるけどさー。現在先進国の経済的な暴力に、対抗できているのは自然を守るという文化的な価値観なんだから、彼女がやったレンジャー活動みたいなのはもうちょっと肯定的に描けても良いはずだよねえ。なんか最後にはヒステリックな女性が自暴自棄になって……みたいなニュアンスが余りにも濃くて、そんな描き方せんでもいいんじゃないの……? とは思った。そんなセックスまであそこでブチ込まなくてもさあ……