ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

レッド・ライト

 

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  • キリアン・マーフィー
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ど、どうでもいいの極みである……すげえな……

超常現象があるかないかが問題だったはずのストーリーに、超常現象があるとしか説明がつかない現象が多発している時点で、視聴者の意識はそこの整合性の問題に向く。「誰が超常現象を使っているのか?」という方向性に問題意識をスライドさせたところで、「そんなの別に全く興味ないです」としか言いようがない。本当にどうでも良い。

大体、実験に協力者がいるとかいいだしたらそんなんなんだってオーケーだし、そんな状況をドヤ顔で分析されてもほんとうに意味ないよなー。シガニー・ウィーバーの突然死のタイミングとか、脚本にとって都合の良いことと超能力との合わせ技で、もうまともに相手する気が全くなくなる内容。最後の公表タイムサスペンスも何の効果も発揮していない、というかなんで突然新人君をブチ込んでまであんな展開にしたのか謎。

ドラマとしては、テレビで「植物状態の息子の指摘」が行われたところは確かに大変よろしく、あのエピソードだけはめちゃくちゃ良く機能していたと思う。前半を引っ張る「近づいてはいけない」というヒステリックさを納得させるだけの動機として良くできていた。

まーだからってどうでも良い感じでラストで止めるの本当に意味がわかんないけど。いやー、本当にどうでも良い映画だった。どーせ何にもないんだろ? みたいに思いながら思わせぶりな演出に延々つきあわされて結果なんにもないって、ほんと拷問だなあ……