ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒

 

うーんこのクソコテコテなサイバーパンクに大賞与える電撃文庫ぉ!

パンデミックをテコにして人間とアンドロイドのバディで電脳侵入でワールドワイドに捜査という、まあちゃんとしてる内容で、まあほんとちゃんとしてるなーって感じ。もう少し事件のキャッチーさがあってもいいかなーとかいうのは正直あるけれども、まあこの雰囲気だったらこんなもんかしらねー。

事件の真実については、えーホロでそんな偽装できるとか何でもアリじゃんとか、あとコードでハッキングとかそんなん技術的に可能ならちょっと色々可能性出てきちゃうじゃん! とかはあるけれども、まあ概ね良い感じにまとまっていたのではないだろうかと思う。

あとはエチカちゃんの内面に感情移入できるかどうかがポイントだと思うんだけれども、うーん結構そこは厳しいかもしれないなあと思った。個人差があるモノかもしれないけれども、あんまりピンとこないというか……逆流の描写でもう少しグサッと刺さる描き方がされてれば違うのかもしれないなー。相棒の嫌さ加減はしっかり描写できていたから、なおさら惜しいなーって思いました。