ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影

www.netflix.com

全体的に説教クセーなーとかこのドラマいらんだろーとか思うところもあるんだけれども、何はともあれ

「私企業の運営するSNSは広告による利益追求のためにアルゴリズムを機械学習させる」

「対立を煽ることで利益が得られるため、アルゴリズムは陰謀論・左派右派の対立を煽りがちになり、社会が分断される」

「よって自由競争・機械学習に任せるだけでなく、道徳的に法の介入が必要である」

という単純明快にして強力なロジックが明らかになっただけでもう素晴らしいなーと言う感じ。「インターネットの申し子: 天才アーロン・シュウォルツの軌跡」なんかで問題になっていた、インターネット時代に人間は社会をどうデザインするべきか、という問題が、競争原理ではなくて道徳的な意志から下支えされるというのは、うーん大変納得のいく構図でありますね……こないだもFacebookの大統領選の立ち位置がニュースになっていたりしたけれども、ここら辺の問題意識がしっかり運営に反映されているってことなのかしらねえ。日本のTwitterにもフェイクニュースの注釈早くこねーかなー。ファクトチェックとかだいぶ立ち後れててこれでいーのかってなるよなー。

っていうか「邪悪になるな」のGoogleでさえプレゼン資料がなにも起こさないって、ちょっとそれは失望するしどーにもならん感じがするよね。全体的に、競争原理に毒されすぎる状況から脱却せねばって感じだよなー。