ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

失敗の本質

 

いやーさすがの名著、名著。面白いなー。そして全然証明できるわけじゃないんだけれども、いかにも「日本的」という感じの分析結果であーうんうんあるあるとすげー納得してしまうなー。

戦後の高度経済成長期にこういった日本的な組織のやり方は(偶然?)有効に機能したんだろうし、その後の世界の変化に着いていくのが難しくなっているのも超納得。ディスカッションすることを忌避する性質が現代の社会に凄まじい同調圧力を生んでいるのもわかる。あー最近はなんか人種差別についても同調圧力がどうこう、みたいな話も良く聞くので、そういう見方を無批判に受け入れてしまうのもあかんのかなーとは思うけど。

いやーでもやっぱこれは日本の風土に根ざしている感じがすげーするなー。台風と地震がガンガン襲ってくる国における、コンセプトの相対的な重要度の低さ……みたいな感じ。日本式のカイゼン的な組織作りの提案もなされているけれども、それって極大を突き詰めるムーブでしかなくて、大きな時代の変化に着いていけないやつだからなー。いやー。