ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エイリアン9

 

うーんこんな話だったか。今見るとだいぶこうゼロ年代感があるというかなんというか。年端もいかない女子たちがどうしようもない圧力によって酷い目に遭わされるその悪趣味さがまあ良い。決してマンガが上手いなあとは思わないんだけれども、そこら辺含めてなるほど魅力的だなあと思います。

しかしこの話って正しくエイリアンの話であって、まあ純粋に優劣ではなく異なった価値観のギャップがテーマになっているわけであり、読者のオレたちにとっては「ひどい目に遭わされている」ワケだけれども、本人達にとってはただ世界の変革に伴って価値観が変化しただけ、というのがいいですね。SFってかんじ。我々の側にいると思っていた教師陣が、実は我々とは全く異なる地点からことを進めていた、というのも皮肉が効いていて良いですね。

ただビジュアル的には最初のインパクトが大きすぎるのはちょっとなーとは思います。いきなり頭をパックンされてマックスの驚きを出しちゃってるのだから、共生のビジュアル的な説得力を出すのがどうしたって難しいよなあ。