ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

シークレット・ルーム

 

シークレット・ルーム [DVD]

シークレット・ルーム [DVD]

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: DVD
 

ホームレスの『裏窓』かよ。いや全然主人公が動くけど。

いやー不思議な映画であった。まずは主人公がホームレスになる同機がもうワケわからんようでしかしすごーく共感できてしまうのが不思議。ちょっとした偶然からズルズルドロップアウトしていくんだけれども、そのズルズル感があーうんうん今更出て行きづらいよね惰性になっちゃうよねとか共感していく感じになっているのがすごい。

いやまあモノローグでわかるとおり主人公が相当のクズで、こんなやつ普通共感できなくね? とは思うんだけどそのクズっぷりがなんかするっと入ってきちゃうのはなー、なんなんだろうなあこれ。やっぱりあの場所でのひきこもり生活はある種自分との対話なんだろうなあ。妻の生活をコッソリと見守り続け、自分が不在となった過程の様子を捉え続けることで、そこに不在となった自分の意味なんかが浮かび上がってくるという……いや、ほんとにそーか?

あとこども障害者たちが突然ブチ込まれて彼らとの交流で復帰できる流れで、まあそれもわかるんだけれどもなんかそれでいいのかなー。余りにも嘘くさくてちょっと鼻白むところもある。自分がちゃんと読み取れてないのかしらアレ。

いや、普通に考えたら全然好きになれないはずなのに、別に見た後の感じは悪くないんだよなー。なんでなんだろ?