飲み屋で監督と会って話したりする機会があったので観た。
いやー、すごいなーこの臆面もなさ。バックグラウンドに思想とかテーマ性とか全く入れずに、その場をパッチワークとオマージュで繋いでひとつの作品を完成させてしまった感じ、全然嫌いになれないです。まあ、口が裂けてもイイ映画なんて言えないし、人には勧めないけれど、こういう作品が世の中に出ていることは素晴らしいと思いましたはい。
と、基本的には姿勢に好感を持っているんだけど、単体の作品になるとどうもやっぱり全然乗れないのだよなあ。なによりバトルシーンのアップのガチャガチャした感じはもーちょっとどうにかならんものなのかなあ。まあ低予算だからしょーもないのかもしれないけれども、アクションシーンはもうちょっと格好良い動きを見たかった。巨大ロボもなんかスローで殴り合いをしているだけで、うーん自分には何が良いのかイマイチわからんなーという感じ。あのスーツはデザインが格好良くて、人間スケールでのバトルの方が色々描きようあったもんなー。
あと突然テレポートして敵の本拠地に乗り込む展開はさすがにビビった。アレができるなら是非最初からよろしくお願いします。まあ、あの尺で色んな問題を解決させようとするなら、都合上合理的ではあるんだけどさあ……