最初のマンガで饒舌でどぎつくていったいどーなるかと思ったけどふつーに面白かったなあ……こういうクソ捻くれた題材なのにマンガとしてつるっと入ってきてずっしり届くのはとても良いと思います。生活保護とかナショナリズムとかメンヘラとか題材にして今の社会のしんどいところをがっちり拾っているのにこんな軽やかにまとめちゃっててもうなんかすげーなーマンガってすげーなーと思わざるを得ない。あそこでテポドン飛ばせます普通? いやー……しかもそれがなんか待望のって感じでスッキリしちゃうんだもんなー。ほんとマンガっていいよなー。
あとなんか全体的にしんどかったりブス顔だったりするヒロインが出てくる中で、ラストの彼女の突き抜けっぷりが本当に異彩を放っててウヒョーとなる。突然マンガキャラが出てきて底抜けのキャラクターで救済してくれて、いや多分現実にはそんな都合のよい女性が来てくれるわけないよなーとか思いながらも、思いながらも、でも、あーいう女性が存在する世界観を肯定的に思わざるを得ないとゆー。普通もう少し照れとかそういうの入りそうなところな気もするんだけど、いやー不思議。とても不思議。