あー、最近ずらずらとコロンビアの麻薬戦争モノを見ている気がするけど、そうかーこいつが麻薬王的な立場の人なのかー。色んな切り口で語られてますけど、エスコバルをど真ん中においてコロンビア側から描くのはまたずいぶん感じが違うなあ。カナダ人を主人公にしてワリとフラットな視点から描くのが必要だったんだろうなーと思いました。そして麻薬王のベニチオ・デル・トロがまたそれっぽくてたいへんよろしい。っていうかボーダーラインとかにもでてたよね。いい映画にたくさん出てて色々混乱するわ。スター・ウォーズは許さねーけど。
話としては、もうあの爆破シーンのやり取りが抜群に良すぎてねぇ。逃げそこねてからの、小部屋で忠誠を誓ってからの、拳銃を渡されてからの、意外な事件でしょ? 悪路をダイナマイトかかえながらヒゲの子供と一緒にのろのろ進むなんて、あのシチュエーションもう最高でしょ? 一度調べた車の中に飛び込んで危機を凌ぐ辺りとかまで、ウーンホントに冴えてるなーって大感心。
神云々で色々まとめているけれども、その一連のドラマ・アクションが良すぎて、他の部分が自分あんまり上手く咀嚼できてないなーって感じがする。カットバックからのカットバックで入りがめちゃくちゃ印象深くはあるのだけれども、でもそれが生きてるのかどうかというとわからんなーと思いました。