ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

グランドフィナーレ

 

グランドフィナーレ [Blu-ray]

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うーむ、見てしまう。最初のターンテーブルの長回しからの突然のカッティングでもういきなり鷲掴み。リズムが揺らいでこれ本当に上手いの? どうなの? というか何なのこの場所? なんでこんなに意味深に見せられるの? でそこでカットしてえ? え? え? なんなのなんなの? と一気に世界の中にドーン! いやあすごいですねこの監督。

色使いは作品のテーマを示すけどそれにしてもちょっとやり過ぎじゃないのかとか、空中浮遊の感じとか本当にあんなわかりやすくて大丈夫なのかとか、演奏できない理由がそこまで引っ張って結局そのわかりやすさかよとか、まあ色々思わなくもない、のだけれども、そこらへんの不満をギリギリで躱されてしまっている感じもある。辛うじて露悪的になってない感じ。なんか色々ズルい。普通ヒトラーのエピソードとかあの距離感で入れこめないでしょー。

ま、あとじいちゃん俳優の配置がもうズルすぎるよね。あの面々であんな気の利いたセリフを言わせちゃったらそりゃもういいですねーと言うしかないじゃないですか。ってかマイケル・ケインに娘と自分のセックス技能トークさせるとかホントズルすぎませんか? ハーヴェイ・カイテルも当然ずるい役だしさあ。ホントにあんな感じで映画のセリフ考えたのかしらねえ。