ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

トロール

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「トロール・ハンター」とかなかなかモキュメンタリーとして面白かったし、ゴジラも新作はかなり海外で評判がいいくらいのデキだったので、この映画も期待してたんだけどなあ……

作品内でもゴジラが言及されているけれども、この作品においての「トロール」って土着の信仰の化身なワケじゃないですか。それが環境破壊によって目覚める、という立て付けは、まあ普通に考えればキリスト教が自然を征服してノルウェーって辺境を秩序の中に組み入れてしまったという歴史的な背景を踏まえちゃうわけで。それじゃあトロールをどうやって対峙するか、というのは、キリスト教的な価値観の延長線上にある現代社会の仕組みが、その帰結である自然破壊とどのように付き合っていくか、どう自らの価値観を反省するか、に行き着かなきゃアカンでしょ。それが、なんかよくわからんけど、サウナマシンで敵を倒してOK! みたいな展開になるのはほんとどーなん? 「シン・ゴジラ」で日本の経済成長の礎であった「鉄道」が兵器として使われるのは、ちゃんと意味があったんだけどなー。それともノルウェーみたいな高緯度の地域においてサウナマシンは、オレらの認識とは違う、大変象徴的な意味を帯びてたりすんのか? わからん……