ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ホビット 決戦のゆくえ

 

冒頭、前回あれほど引っ張ったドラゴンが、あんな簡単にやられてしまってちょっと拍子抜けした。かなり説得力を持たせるのが難しいシーンだから、前回アレだけドラゴンを立てた話を一回リセットするのは、確かに理にかなっていたかもしれないなあ。

とはいえわかりやすい筋立てだったこの話を一体どこに転がすの? と思ったら、まさか戦争でやるとは思わなかったなあ。強大なパワーが消えるやいなや、金銀財宝の取り分を巡って人々が争う……というのはまーなるほど納得の展開。

けど、あの数のドワーフが戦況を左右するように描かれているのはやや厳しいかしら。なんか特別な理由あったんだっけ? それぞれが超都合の良いタイミングで終結したり、なんかちょっと都合が良すぎるきらいいがないわけではないなあと思いました。

なんかこう、そういう映像とリアリティのバランスみたいなところは、ちょくちょく気になったんだよなあ。ドラゴンが破壊する町のディザスター感はめちゃくちゃリアルなのに、弓矢の対峙でわざわざ口上を告げる感じとか……お約束とは言えども、なんかこー不思議な気持ちになってしまう。ラストの長いバトルも、所々「あーこれはゲームステージであるヤツだ」って気分にどうしてもなってしまいますよねえ。