ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

大統領のカメラマン

 

はー、すごいなあ。フォトジャーナリズム。ベトナム戦争のドキュメンタリーで、写真が社会に与えるインパクトの強さが繰り返し出てくるけれども、現代のアメリカもやはりその延長線上にある国なんだなあ、というのがよくわかる。

ホワイトハウスにおけるオバマの専属カメラマンのドキュメンタリーってことで、さすがにビンラディンの殺害を見守るあの写真は、オレも見たことがある。他にも意識には引っかからないけれども、見たことのある写真はいくつかあるんだろうな。いやまあとにかくどのショットも素晴らしいものばかりで、それを見ているだけでこんなにバラク・オバマという人間に強く親近感を抱けてしまうんだから、いやーやっぱり写真って素晴らしいもんなんだよなあ。トランプの「指定した写真しか撮らせない」みたいなエピソードが対比されているけれども、日本人の私としては、岸田首相が食卓に座ってるあの写真を思い出してしまいましたわ。

もちろん、オバマはあくまで政治家なのだから、そういった人間性にばかり強く共感を抱いてしまうのは、危ないな、というのもわかる。政治家としての成果を見ると、そりゃまあ褒められたことばかりじゃ全然ないもんね。でもまあ、それでもやっぱり、あの銃撃事件のエピソードを見てると、政治のトップに立つ人間には、人間としての共感が備わっていて欲しい、とは思っちゃうよなあ。トランプに対比される作りだから、なおさら……