ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

私の帰る場所

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いやーつまりね、いきなり映画の「ポンポさん」の話をスーパー雑にするんだけれども、ニャリウッドにはこういう人たち住んでるかんじがしないのよね。NPOが弱者を救済したりする必要のない世界観。究極的な実力主義の世界で、自分の才能を信じて全てを切り捨てられる人間だけが成功を掴めるような感じ。じゃなかったら、あのすごい高いビルと対比される貧乏暮らしを、もうちょっと厚めに描いたと思うんだよなー。

やっぱりさー、現実のハリウッド・LA・アメリカの競争社会って、敗者をたくさん生んでいるわけで、その肌感覚があったらあのストーリーってつくれないと思うんだよなあ。多種多様な人間がいて、何かの歯車が狂ったら自分もドラッグやらDVやらに苦しむ人生を迎えたかもしれないという恐怖があって、だからこういうドキュメンタリーもきちんと作っていかなければね、みたいな意識はあるんじゃないかなあ。チャップリンを生んだ国だからなあ……

ホームレス生活の中で子供を図書館で遊ばせるエピソード、あれをきちんと映画として世の中に送り出すってのは、まあ、とても貴重なことだよなー。そして、そこにコロナがやってきたわけでしょ……いやあ……

前に見たコロナのドキュメンタリーで、フロリダのホームレスを取材していたけれども、なるほどこんな感じでホームレス問題への意識の高まりはあったのか。