ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

キャプテン・マーベル

 

いやー、MCUを腐すスコセッシの気持ちが最近は本当によくわかる……いや、もちろんちゃんと作家性を発揮して面白い作品もあるけどさ。こういうユニバースの中でストーリーを丁寧にやる、みたいなのは、だいぶプログラムピクチャーって感じだよなあ。あれだけはっちゃけられる土俵があるのに、なんでこんななのかなあ……

まあしかしそれにしても、キャプテン・マーベルって面白い立ち位置のキャラクターだよなあ。この映画でも語られたように、「アベンジャーズ」の成り立ちに大きく関わるということで、精神的にもある程度重要なキャラクター……のはずなのに、キャプテン・アメリカとは違ってその理念的なところがあんまり見えないと言うか。ってか、あんな流れでアメリカ空軍に影響受けてカラーリング決まっていいキャラなんだろうか。

あと、能力覚醒のくだりも「えっ」てなるよね。アベンジャーズでも大活躍、というかなんか強すぎて持て余している感じがあったから、その理由付けってどんな風になってんのかと思ったんだけど、こんなザックリしてて良いのか……女性が自らの抑圧を解き放って感情を肯定したからスーパーパワーが、ってそりゃまあ理屈はわかりますけど、なんかそんな素直で良いのかな……とは思いますね。オレの読みが甘いのだろーか。