「“エディ・マーフィ版スティング”ともいえる映画」とかWikipediaに書いてあったからそういうつもりで見始めたら全然違った。というかそんな名作の名前出さないでおいてあげてくださいよ！ 全然レベルが違うでしょ！ 時のスターが調子に乗って主演監督脚本制作総指揮全部オレのクレジットで！ でつくって、なおかつ興行収入もあげちゃうみたいな、まあ手をつけられない映画ではあるなあ。
しかし映画の内容はクソたるい。エディ・マーフィの意味ありますこれ？ 一番立ってるキャラクターは間違いなくあのデブの娼婦のおばちゃんだと思うけど、アレにしたってサンドイッチつくりながら泣き出す謎の情緒不安定っぷりで、それがリアルなところなんです？ マジで？ エディ・マーフィがもうクッソ説明的に銃を見つけるカットを入れてからセックスしたあとかっこつけて娼婦を撃ち殺すあの展開とかマジでクソたりーし意図が不明でビックリした。監督が映画をわかってない感じが半端ない。
脚本も劇的にヤバくて、信号を弄って車をぶつけて警官を偽装してさらに警官を偽装して、みたいな手の込んだことする必要なくないですか？ 視聴者を騙すための騙しになっていてなにそれ？ って感じ。っつーかバグジー爆殺できるなら最初からそれで全部オッケーじゃないですか。ひでー脚本。
唯一楽しめたのはアニキを殺された復讐ドタバタはコメディかなー。あれも音楽が謎だけど。
