『ハングオーバー!!!』と『恋はデジャ・ブ』を足して5くらいで割った感じ。最初から着地点は全然高望みしてなくて、とりあえず結婚前夜のタイムリミットで記憶を無くしてちょっとミステリにしときゃ良いんじゃね? とか、あとループを繰り返す中で色んな人と仲良くなったり上達したらいいんじゃね? とか、挙げ句ループからの脱出もまあ結婚式なんだしそういう理屈でオッケーでしょみたいなちょー舐め切った態度で構成されており、まあ作品作りの態度としてこういうのもナシじゃないよなー志は低いけど。でもNetflixはこういう雑な作品を映画カテゴリでガンガン押してくんのはマジでどーなのと思う。ホントに独占コンテンツは善し悪しだぜ……ってこれは映画一般でもそんな変わらんことなのか? 市場がそんなに関係ないからこそ冒険的な企画が出て欲しいもんだけど閑話休題。
とにかく作品としては軽いコメディーで黒人が全裸で何度も走る、というそれで全部言い表せるような内容で、それで楽しめる人は楽しめるんじゃないでしょうか。オレはこれっぽっちも笑えなかったけどそれはたぶん文化的差違とかもでかいだろーしね。
にしてもなー、あれだけ大事だとか言っていたダンスシーンの高揚感のなさにはマジでガックリきたわ。なんなのあのテキトーなダンスの見せ方。カメラ動かしたら後はテキトーに撮ってもオッケーって感じ。ないわー。