ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エルフ~サンタの国からやってきた~

 

Netflixの映画のドキュメンタリーで見たヤツ。

ジョン・ファヴローが監督ってのは知ってたけれども、なるほどなー、ここが映画監督としてのキャリアの始まりなのか……ストーリーとか正直ちょっと色々足りないというか、こういう状況をつくったならもっとこう細かく話を展開させなきゃ駄目なんじゃない? というところだらけなんだけれども、そういう細かいところにこだわらずに「こういう映画なんだからこういう展開が必要じゃん」でゴリゴリと展開されるあたりが逆に良いんだろうなー。ウィル・フェレルの役柄なんて、本来もっと丁寧に「彼が周囲の人間に好かれる理由」を描かなきゃいけないところだと思うんだろうけれども(特に父子の関係)、そこを「クリスマスだし奇跡起こさなきゃいかんだろ」って、歌の力で強引に突破してしまう当たりがすごい。で、それが結構ちゃんと機能しちゃっているところがすごい。だって別に「サンタクロースを信じさせる」とかそんな重要なミッションじゃなかったじゃない……でも、テレビ中継で皆が突然歌い出すところとか見せられちゃうと、それがあまりに映画的でやっぱりちょっと涙ぐんでしまうんだよね……いやー、なんかもう理屈じゃなくすごいなーと思いました。

しかしこれ、日本じゃ劇場公開されてなかったのね。ウィル・フェレルの人気になんでこれだけ落差があるか、わかったよーなわからんよーな……この作品のギャグくらいなら、文化の差違があってもまずまずわかりやすくて好感持てるとは思うんだけどなー。