ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハングオーバー!!! 最後の反省会

 

2の反省を受けてなんだろうけど今までのフォーマットをほぼ全て投げ捨ててだいたい新たなつくりにチャレンジしていて、いやまあその理屈は正しいと思うんだけどやっぱりイマイチピンとこないんだよなあ。盗みの裏切りなんかはよくできてるとは思うんだけど、基本的にはたるいというか、なんというか。うーん、全編通してこの「イマイチ脚本に載りきれない感覚」はいったい何なんだろう。ホントに謎。

2を経てチャウが一番美味しいところを押さえるのは大変理にかなっていて良い。あのキャラは深掘りしたいよね。アランのストーリーになるのもまあ順番的にはそうなるよね、とは思うんだけど、コメディとシリアスの振れ幅の中での成長を上手く描けていない感じはする。アランって今までも散々人を食った行動をし続けたはずで、それがなんでこの後に及んで大反省しちゃったのか、その理由がサッパリわからない。例えば新恋人に決定的なひとことをもらったりしないとダメなんじゃないかなあ。

予定調和で全然驚かなすぎるラストにむしろ驚いた。けど一番心残りだったのは、最後に写真が見れなかったことかなあ。なんだかんだ言ってもこの映画の一番の魅力って、スタッフロールで流れる大漁の写真が見えなかった空白を埋めていくところにあったのかなあ、とも思う。