
- 作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,佐々田雅子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: 文庫
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・自分の読解力のなさに絶望しつつ読み進める。
・とはいえこれは読解力のみではなく、時代/文化の理解力もかなり重要な気がする。
・信仰/キリスト教の重要性が大きなポイントであるのだが、それを日本人である自分が理解できんのか。
・理由なき殺人がテンプレート化されて「ああアレね」で理解したような気になってしまうこと。
・遠いアメリカ、遠い時代に起こった悲劇。所詮は他人の出来事。
・では秋葉原の事件はすでに遙か昔になってしまったのかなあ。
・読んでいる方が不安になるほど意図的な編集が行われている。正直面食らう。
・作者の殺人犯への視線は、明らかに、公正さを欠いている。
・解説を読み終え、「作者」という補助線をこの作品に引いたとき、ようやくこの小説の理解の手がかりを掴んだ気がした。
・やっぱり自分の読解力のなさに絶望する。