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ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マーニー

映画

 

ヒッチコック映画の主演男優がショーン・コネリー? いやはや珍しいなあ、と思って見始めたらなるほど、これは確かにショーン・コネリーじゃないと無理ですわ。

序盤のサスペンスから中盤のアッと驚く展開を経由してラストで謎解き、というプロットの一筋縄ではいかない感じがザ・ヒッチコックという感じ。ただマーニーの謎解きというよりも、むしろ男女の夫婦仲のこじれをいかにして解きほぐすか、という所がメインの戦場になるので、そこら辺はあんまりヒッチコック向きではないんじゃないかなあ。やっぱりこの監督の女性観というのは独特。

あとこの監督のカメラって、特撮効果との合成なんかの兼ね合いも含めて、絵の完成度みたいな所にそこまで興味がないのかなあ、それとも時代的にここら辺が落としどころだったのかなあ、とか思いつつも、ライティングに関してはすげえキレキレだよね。最後の真相を一発で担保するあの超怖い母親逆光だったり、盗み直前のトイレ個室の光と影のグラデーションの煽りだったり。

ところでこの映画は色を巡る映画でもあって、メインは「マーニーにとっての赤い色とは何か?」というのが大きな謎になるわけだけれども、それと対比して冒頭から印象づけられる黄色も大変印象に残る。マーニーが序盤黄色を身につけていたのが、途中から白とか黒とか色が消えてしまうのが面白い。妹は徹底的に赤系(ただし直接的な鮮やかな赤は除く)でまとめてあったり、ショーン・コネリーが黄色いバスローブで抱き合ったり。上のジャケットもそこら辺の色配置が決まっててとてもステキ。

 

で、色々漁ってたら

ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女 - Wikipedia

って作品があるのを発見。いやー、未見なのでなんとも言えないけど、そういうバックグラウンドがあるとすると、この映画マジでエグいよね……