ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

最終絶叫計画

 

最終絶叫計画 [Blu-ray]

最終絶叫計画 [Blu-ray]

  • ジョン・エイブラハムズ
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いきなり2を見てしまったかと思った。これが1でいいんだよね。まー別に2から見ても問題なさそうだけど……

名前は聞いてた作品だけど、「スクリーム」見てないのはさすがに失敗したな……見ていて「パロディ思ったより少なくね?」「オレが気付けないだけ?」とか思ってたんだけど、一番押さえとかなきゃいかんところをスルーしてた。さすがにアホ過ぎる。

いやまーしかし、一言でコメディ映画って言っても色々テイストが違うもんだなあ。『オースティン・パワーズ』みたいなキャラのアホ加減で見せるのは、ジャンルモノでもわかりやすいし、ウィル・フェレルとアダム・マッケイのヤツはいかにもブラックジョーク! という感じで好きだけど、この映画のギャグのしょうもなさはほんとしょうもないよな。とにかく手数でバカバカしいことをやっていて、それはそれで嫌いにはなれないのだった。

一番笑ったのはあの「これからナイフで私を刺すんでしょ」ってヤツだなあ。ジャンルのお約束をパロるシーンは他にもたくさんあったけれども、ちゃんとストーリーに沿って脱線して、生首になってもその悪ふざけを続けるあの流れは、この映画の中で唯一知的なシーンに思えたよ。

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで

 

精神科医が恐怖について新書を一冊書く、というのでめちゃくちゃ面白そう! と思って読んだのだが、うーむ、想像していたのとは違ったかしら。

というのも、オレあんまり怖いってのがよくわかんなくて、ホラー映画とかみてても全然面白くないんだよなあ。だから恐怖をどう捕らえれば良いのか、考えたくて買ったんだけど……いやー、なんかどっちかというと恐怖にまつわるエッセイ集、みたいな感じだったな。様々な分類に合わせて、古今東西の恐怖にまつわる作品が例示されていて、それはそれで楽しかったんだけど、もう少し専門的でかっちりとした内容があると思っていたから、ちょっと拍子抜けしてしまったのだった。まあ、あまりに主観的で、学術的な共通認識がとれないってことなんだろうけど。

でもよく考えると、オレ確かに高いところは怖いや。いやまあ、でもそれは普通に自分の命の危険を感じるからだからなあ。フィクションみたいな絶対に安全であることがわかっている状況とは、ちょっと感じが違うような、気もする。ジェットコースターだって絶対に安全なことはわかってるって? そりゃそうだけどさあ……

ワイルド・スピード/ジェットブレイク

 

わっはっはっは! そこまで生き返らせてしまうのはさすがに笑う。すでに一回無理やり生き返らせたやんけ。そこと整合性取るために時系列がんばってたんじゃないのか。急に家族が出てきちゃったりしちゃったりなんかして、もーなんかどこまでそういうどーしょーもない裏切りができるかのチキンレースみたいな感じになってるな。それはそれでこのシリーズしかできないことだろうしいいんだけれど……

今回は全体的にカーアクションによってるけど、そうだよねもう宇宙まで行っちゃうくらいしかしょーもないよね。いや、だからってあんな雑に車を飛ばすとは思わなかったけど。いくら何でも論理がアクロバット過ぎて爆笑した。潜水服とか言ってる場合じゃねーだろ!

アクションとしては一番面白かったのはやっぱり磁石のカーアクションかな。どこまで非現実的なワンアイディアでカーアクションを面白く見せられるか、という点で考えると、結構イイ線いってたんじゃないかなあ。どーせばかばかしい話ではあるんだから、中途半端なスタントじゃなくて、今まで想像もしなかったヘンテコな画をガンガン見せて貰いたいもんだよなあ、と思った。

 

ホビット 決戦のゆくえ

 

冒頭、前回あれほど引っ張ったドラゴンが、あんな簡単にやられてしまってちょっと拍子抜けした。かなり説得力を持たせるのが難しいシーンだから、前回アレだけドラゴンを立てた話を一回リセットするのは、確かに理にかなっていたかもしれないなあ。

とはいえわかりやすい筋立てだったこの話を一体どこに転がすの? と思ったら、まさか戦争でやるとは思わなかったなあ。強大なパワーが消えるやいなや、金銀財宝の取り分を巡って人々が争う……というのはまーなるほど納得の展開。

けど、あの数のドワーフが戦況を左右するように描かれているのはやや厳しいかしら。なんか特別な理由あったんだっけ? それぞれが超都合の良いタイミングで終結したり、なんかちょっと都合が良すぎるきらいいがないわけではないなあと思いました。

なんかこう、そういう映像とリアリティのバランスみたいなところは、ちょくちょく気になったんだよなあ。ドラゴンが破壊する町のディザスター感はめちゃくちゃリアルなのに、弓矢の対峙でわざわざ口上を告げる感じとか……お約束とは言えども、なんかこー不思議な気持ちになってしまう。ラストの長いバトルも、所々「あーこれはゲームステージであるヤツだ」って気分にどうしてもなってしまいますよねえ。

HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン11

 

うーんこれが一般人か……という感じ。香取慎吾を含めてテレビ慣れしている人ばかりのはずなのに、ここまでトークがはずまないとはなあ。みんな笑いたくないのはわかるんだけれども、もっとあの場を楽しむ姿勢がないと企画的に難しいよね。途中、香取慎吾がキレるなパートがあって、インタビューでもそれを自画自賛していたけれども、超納得。ああいう他人の感情を無理やり動かすようなムーブが大切なんだろうなあ。

っていうか、仕込みのネタで、素人が人を笑わせるのがあそこまで難しいとはねえ。みんな過去作を研究していたとは思うんだけれども、あそこまでクオリティが異なるとは思わなかった。

それにしても横綱はマジですごかったなあ。自分のキャラもはっきり自覚があるから、あそこまでピッタリのネタが自然とできるんだろうなあ。いやでもアレは、逆に幼少時代から横綱になることを期待され続けているからまとえる空気って感じもして、そういうところに対する恐ろしさみたいなのも感じてしまうよなあ。そこら辺全部含めて、役者が違ったなあという感じはする。

HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン10

 

チャンピオン大会。

優勝者はまー順当だなあ、という感じ。そもそも手数が違うよね。ここまで来ると偶然性をいかに生み出すか、というのが大事な気はするんだけれども、それって仕掛けた側がやられる可能性もあるから、なかなか難しいんだろうなあ。

皆チャンピオンとして矜持があるというか、下手に逃げようとせずに受けて立つ割合も多かったので、コラボレーション的な動きで大きな笑いがなかったのは意外。プラスアルファの展開の爆発力はもうちょっとあってもいいはずだよねえ。個人的にそういうのを一番期待しているので、ちょっと残念ではあった。

6時間で結構長丁場って感じだったけれども、後半に展開がやや乏しかったかなあという感じはする。ザコシが「笑わんのですわ」って言ってたけどまさにそれ。そういう意味でオブザーバーが入るのは思った以上に有効に機能しているなあとは思ったけれども、しかしそれでも固い人は反応しないのだから、難しいなあ。