ということで高倉健の方も見た。
韓国映画を見る度に、「貧乏」をきちんと描いているのがすごいなーと思っていたんだけれども、そうか邦画ではこの時代にそういうことをやっていたのか……いやまあ高倉健の受容のされ方とか考えればそりゃ当然って感じもするけれども、改めて納得した。と同時に新しい「新幹線大爆破」と比べて見たとき、現在貧しくなったはずの日本で、そういう貧乏のリアリティは説得力亡くなっちゃってるのかなーってことも感じた。ってか『万引き家族』いい加減見ないといかんな……
昨日の感想でも書いたけれども、社会のマイノリティのルサンチマン溢れる復讐劇――と思わせて、ラストで宇津井健が「組織vs個人」の図式が隠されていることを明らかにするのが本当に素晴らしすぎてビックリした。空港で元夫を隠しきれないところも、ヒューマニズムを利用して目的を達成するわけで、大変良くできてると思う。
とはいえ、ちょっと尺は長すぎかなあ。特に前半の警察とのチェイスはちょっと間延びしている感じ。お金も用意しているわけだし、泳がせて備考が最適解だよなあ。
あと、脚本が偶然性に頼り過ぎなのはだいぶ気になる。ずいぶん前に見たんで内容はほとんど忘れていたんだけれども、急な柔道部のくだりだけはめちゃくちゃ印象に残っていた。あの展開は面白すぎる。喫茶店が火事になるのも、ストーリーの都合が前に出過ぎちゃってて、うーん偶然が重なりすぎだなあと思いました。
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