ひえー槍鉋……あれを見ただけでもこのドキュメンタリーを観た甲斐があったわ。ってかあんな手作業でよくあんな過度適切に削れるよな。信じられない。宮大工ヤバい。
こういう復元・再現ってどんな風にやっているか全然知らなかったので興味あったんだけれども、写真があるわけでもなし、そりゃまあかなり推測が混じっちまうよなあ。頭領が学者と一緒に過去の建築の精神性とかを探っていく話とかは超面白い。
あと木の話もめちゃくちゃ面白かった。日本に建築に相応しいだけの木材がなくて台湾に目を着けるとか、道具の調達はこの時代からもうワールドワイドだったんだなあ。こういうバックグラウンドを知っていると、国立競技場とかの意匠もやっぱりすげーと思えたんだろうか。ちゃんとそういうところを知識として繋いで行かないとダメだよなーと思わされました。木の性質に合わせて細工を行わなければならないとか、今の規格化された工業製品じゃちょっとあり得ない話だよねぇ。
しかしまあ、全体的に好々爺というか、全然「鬼」って感じがしない宮大工なのが逆に怖いよね。病気を押して現場にやってくるのとか、むしろ健気さまで感じるというか。でも鉄骨を入れることに対して反対したあたりとか、バリバリでやってた頃は絶対鬼だったんだろうなあ……
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